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アモキサンカプセル10mg [アモキサン]

■線維筋痛症の様子見として、処方されたのはアモキサン(アモキサピン)。

線維筋痛症といった症状に良く効く薬、と、心療内科の先生は言ってました。

先生に、うつとは言えない、と言われたものの、処方されたのは抗うつ薬、というのは何やらちょっと微妙な気分ではありました。

院外処方だったので、薬局で薬を出してもらったのですが、薬剤師さんが、「こういう種類の薬を飲むのは初めてですか?」と問いかけてきて、その雰囲気というかは、何というか、やっぱり私のこと、うつ病患者だと思っているんだろうなぁ、という感じで。
(2度目に薬をもらいに言った時に、飲んでみてどうですか? と聞かれて、痛みにはあまり効いてないみたいです、って言ったら、すごく変な表情してたし)

まぁ、心療内科からの処方箋だからねぇ。病名書いてないし。

とはいえ、心療内科で診てもらって先生に線維筋痛症、という言葉を聞かされるまで、ずっと、きっと、うつ病なんだろう、と、自分に納得させようとしていたので、薬局での対応も、そうそう気にはしなかったのは確か。


どっちかっていうと、何の薬であるにしろ、今の症状が改善するんだったら、全然構わなかった。

だって、内科でも、婦人科でも、整形外科でも、症状を良くする薬は、何も出してもらえなかったのだから。

そういう意味では、はじめて、症状に効くという薬が出してもらえたわけで、それが、抗うつ剤であろうと、嬉しかったのです。


■アモキサンを調べてみると

アモキサンは、朝食後と夕食後に10mgカプセルを1個、という低量処方でした。

処方薬について渡された紙には、気分をよくし、意欲を高める薬。抑うつ気分を改善し、意欲を高める、と書いてあった。


調べてみたら、薬局の紙には書いてなかったけれど、片頭痛や神経痛の治療に使われることもある、とか、しっかり線維筋痛症などの治療にも用いられる、と書かれていたりしてた。

うつ病の際には、低量から処方ということで、25mgから様子見するらしく、じゃあ、やっぱり私の場合は、うつ病とは違う扱いなんだなぁ、と頷けたり。



■線維筋痛症とセロトニン

線維筋痛症の原因は不明ではあるけれど、
脳内のセロトニンが関係しているらしい、とのこと。

セロトニンとキヌレニンに変換されるトリプトファン。健常者の場合は主にセロトニンに変換されるのに対し、線維筋痛症の患者の場合は、主にキヌレニンに変換されてしまい、脳内セロトニンが欠乏しているのではないか。

それと、μオピオイド受容体の減少が、脳内セロトニンの減少を招くのでは?
というのがあった。


要は、線維筋痛症は、脳内のセロトニンが減少した結果、全身の痛みや倦怠感、その他、非常に多岐にわたった症状が現れる、ということなのかな?

女性の方が男性の半分くらいしかセロトニンがない、というような話を聞くと、線維筋痛症が女性に多い、というのと関係あるような気もしてくるなぁ。

セロトニンは片頭痛の痛みを緩和する、という作用もあるらしいし、確か、片頭痛も線維筋痛症の症状の中にあったような気がするから、セロトニン不足を解消することが大切なのかも(逆にセロトニンが多すぎる場合の症状も、線維筋痛症にはあるみたいではある)。



ああ、それで、アモキサン(アモキサピン)なんだなぁ、と、色々調べていて納得。

アモキサンは、脳内の神経伝達物質であるノルアドレナリンやセロトニンの量を増やして神経の働きを良くする、という薬理だそうで。

本来なら、脳内のセロトニンを増やすために、トリプトファンを含む食材を摂り、トリプトファンがよりセロトニンに変換されやすいようにそれを助ける食材を摂り……。
という風に、食生活を改善することでセロトニンが増やせれば良いのでしょうけど。

でも、せっかくのトリプトファンが、セロトニンではなく、ほとんどキヌレニンに変換されてしまうのであっては、いくら、トリプトファン摂っても、セロトニンは増えない、ってことになるし、そうしたら、薬の助けを借りるしかないってことかなぁ、と。

実際、バランスの良い食生活してると思うんです。
血液検査の結果見ても、完全に健康な状態で、これ以上、どう改善しろと? という感じだし。



■さあ、飲むぞ

とまぁ、薬もらって直ぐに調べたことと、その後に、色々調べてわかったことを、今は、ごっちゃに書いてしまいましたが。
取り敢えず、夕食後から、薬を飲んでみることにしました。


最初は、副作用みたいなものがあるらしい、というのは調べてわかっていたけれど、そこは、かなり少量の処方だから、まぁ、心配ないかな、という感じで。

一番最初、飲んで、30分~1時間くらいだと思うけど、強烈な眠気がきて、2時間くらい眠り込んでしまいました。

特に、気持ち悪いとか、そういうのは無く、ただ、「視界がクリアになった」、というのが第一印象。

ちょっと気分がハイになった感じがしなくもない、という感じ。

でも、痛みやダルさは、あんまり変化がないかな……。
最初に飲んだ時は、そんな感じ。



■現在、薬を飲み始めて1月半

今ちょっと惜しかったなぁ、と思っているのは、アモキサン飲み始めてからの、毎日のちょっとした体調の変化とか、メモでもいいから書いておけばよかった、という事。

少量処方だし、効き目の実感はわかりにくかったのだけど、明らかに、日々、変化はあったのです。


一番の変化は、まず、動けるようになった、という点。


ダルさや痛みは、実はあんまり変わってない。
でも、怠くても、痛くても、動くことができる。
これって大きい。

次第に、気力が戻ってきた? って感じになり、
郷里の母に電話をすれば、10年くらい若返ったみたいに、元気な声だと驚かれたり。

何より、ずっとやろうと思っていてできなかった、このブログや、Twitterを始めることができたし。

それでも、最初は、1記事書くだけで、ぐったりと丸一日歩き回った時みたいに疲労してしまったり、集中力がなくて、長い文章を書くことができなかったりしていたし、Twitterの呟きも億劫だった。


だけど、最近は、集中力も戻ってきたのかな。

組み立てが上手く行かない感じだけれど、以前のように、長い文章も書けるように感覚が戻ってきた。


相変わらず、少し動いては、ダルさに耐え切れずに横になる、という日々ではあるけれど。

時々、記憶がちょっとヘンだったり、曜日が1日分、飛んでしまったようになったり、違和感がある時もあるのだけれど。


でも、
痛みがあっても、だるくても、でも動くことができる!

これは、本当に、凄く大きい。


丁度、入院して貧血を治すためにまず輸血した、その直後の手術までの2週間に感じていた、別世界のような感覚に近い感じ。


薬を飲み始めてからの変化をメモにでも残せてれば、ホントは良かったのだけれども、手術後から線維筋痛症の薬を飲み始めるまで、ちょっとしたメモを残す、といったことすらできなくなってたんだなぁ、という現実が明らかになった、ってことかなぁ。



正直、今は、気分や気力がだいぶUPしているので、最も症状が酷かった時のことを、正直、思い出すことができないのです。
といいながら、今でも、薬の効き目がなんか弱くなってるような感じの時は、痛みとダルさと疲労でぐったり、になっちゃうんだけど。


なので、ちょっと、このアモキサンっていう薬を中断、ってことになるのが今は怖いかも。


痛みとダルさが改善されれば、それが一番良いのだけれど、取り敢えず、今は、気力と集中力が少しずつ戻ってきてるし、きっとダルさや痛みとかも、少しずつでも改善されていくのだろうと思えるので、気長に治して行こうという感じです。


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